2008年05月16日

上手な色の合わせ方

みなさんこんにちは。初夏らしい週末になりましたね!

以前に「高級感のある色【その2】」で、“色の分類法をまた改めて・・・”と書いたのですが、それを今回は取り上げてみます。
この、色の分類が上手にできるかどうかで色合わせのテクニックもグっとアップするんですよ!
ではまず、色をどういう風に分類するか・・・・です。
大きな基本は、次の3つの属性に分けられます。
■色相  ■明度  ■彩度
このうち「色相」とは、赤、青、黄、緑・・・・のような色味の違いのことです。総称して「有彩色」と言ったりします。ちなみに、白・黒・グレーなどは色味を持たない「無彩色」と呼ばれます。
chroma.gif
「明度」とは、色の明るさの度合いのことで、無彩色を含むすべての色相が持つ属性です。無彩色を使って明度を表すとこんな感じになります。
lightness.gif
そして「彩度」。これは、色の鮮やかさの度合いのことで、最も鮮やかなものは何の混ざり気もないといった意味で「純色」といいます。よく「原色」と表現されますが、色彩学上ではこれは別な意味になります。
純色は各色相に存在するわけですが、これに何がしかの無彩色が混ざっていくことで「彩度が下がる」ことになるのです。純色に近いほど「高彩度」で、遠ざかるにしたがって「中彩度」「低彩度」となりますが、それぞれの段階の色はどんな無彩色が混ざっているかでまた細かく分かれます。
meisei.gif無彩色の白が混ざっていく色は「明清色」と言い、黒が混ざると「暗清色」、灰色が混ざると「濁色」、となります。図は色相「赤」を例にして、それぞれの彩度段階を表しています。
ansei.gif左側ほど高彩度で、右へ行くほど低彩度になります。ここにある色は彩度がまちまちなだけで、すべて色相の属性は「赤」になります。こうして見ると、ピンク色の正体は「赤の明清色」だったのか〜、とか、レンガ色は赤の仲間だったのね・・・など発見もありますね。
daku.gifなお、濁色に関しては、混ざる灰色が薄いか濃いかで「明濁色」「暗濁色」と更に細かく分類することもできます。
このように彩度はやや細分化されますが、大きく分けて色には「色相・明度・彩度」の3つの属性があることがおわかりいただけたでしょうか?
さて、それでは上手な色合わせのコツですが、この3つの属性のどれかを統一したり、変化させたりするということが最も基本的テクニックになります。
例えば、色相を統一して明度や彩度を変化させると、いわゆる「同系色配色」になって、とてもまとまって見えます。上の図はまさにこれですネ。
また、色相を色々に変化させても、明度もしくは彩度を統一させると、色の調子が整って見えるためカラフルな中にも統一感が生まれます。
colors01.gif  colors02.gif  colors03.gif
この3つの3色配色は、それぞれ明度・彩度を統一しています。変化している色相の組み合わせは3つとも同じですが、明度・彩度の統一ポイントが違っているため、イメージがガラっと変わって見えますね。
以上が、様々な配色テクニックのうちのほんの基本の部分になります。
でも、これだけでも色合わせというものをかなりシステマティックに捉えることができますよね。
「色のセンス」とは、色をいかに分類して組み合わせるか、ということでもあるわけで、必ずしも感性の有無ということでもない、とも言えます。
「敵の攻略はまず敵を知ることから」なんてよく言ったりしますが、色だっておんなじですネ!
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